タレント・井上咲楽が24日、都内で初エッセー「じんせい手帖」(徳間書店)の発売記念イベントを行った。
売れっ子タレントとなった井上が、幼少期やテレビに出演しながらも抱えてきた苦悩などをつづった。「何か月もこの本のことを考えていた。いざ出版されると恥ずかしい…。私の知らない所で出して欲しいくらい。うれしさ半分、感想を読むが恥ずかしい半分。徳間さんではずっと連載をさせていただき、本を出せるようになったのはありがたい」と感謝した。
本の企画は「今年に入って春くらい。自分を深掘りしていくと、私ってこんなことあったなとか、良くも悪くも色々見えてきた。しんどくなる部分もあった。学生時代、特に高校時代はあまり話してこなかったので。何か月も向き合うことができてよかった。想像していた50倍くらい濃い人生だった」。タイトルに関しては「25歳で人生を語るのはと恐縮していたら、タイトルがひらがなになった」と明かした。
家族からの反響については「家族に読んでもらうのは恥ずかしい。母は読んだようで。家族も全員読んだと思う」と明かした。その上で「芸能活動10年。ここまで来られて良かった。過去に戻りたい瞬間はない。今が充実している。葛藤していることもあった10年間で、それが続くとは思う。今後はイベントの全国ツアーをやりたい」と話した。