オリックスは24日、来季から宮城大弥投手の背番号を「13」から「18」に変更すると正式に発表した。昨年まで尊敬する山本由伸(現ドジャース)が背負い、空き番となっていたエースナンバーを継承。この日、京セラドーム大阪で行われたファンフェスタでお披露目された。
宮城は入団2年目から昨年まで3年連続で2ケタ勝利と規定投球回をクリア。今季は故障の影響で7勝9敗にとどまり、防御率1・91で規定投球回に1回1/3届かなかったが、先発の軸として安定感ある投球を見せていた。球団側は真面目な性格に加え、野球に対する取り組みが後輩へ好影響を与えていることなどを総合的に評価。来季から「18」を託す方向で調整を進めていた。
近鉄との統合で05年に誕生したオリックス・バファローズでは、山口和男(現編成部アマチュアスカウトグループ長)から岸田護(現1軍監督)へつながれ、山本がさらに価値を高めた番号。岸田監督からはすでに開幕投手に指名されており、3月28日の楽天戦(京セラドーム大阪)が絶対的エースへの第一歩となる。