中日・細川成也外野手が24日、ナゴヤ球場で契約更改に臨み、今季年俸4500万円から倍増以上の9200万円でサインした(金額はいずれも推定)。
「僕も現役ドラフトで入ってきてる身なので、2年でここまで上がると思っていなかった。結果が出ない時でも地道にやってきて、その成果が出たかなと思うと、とてもうれしい」
DeNAから現役ドラフトで移籍2年目の今季は、自身初となる全試合出場(先発)を達成。打率2割9分2厘、156安打(ともにセ4位)、出塁率3割6分8厘(セ5位)はいずれもキャリアハイの数字となった。
本塁打は、前年の24本に1本差と迫る23本を記録。惜しくもキャリアハイ更新とはならなかったが、球団では09年、10年の同じ右打者・和田一浩以来となる2年連続20本塁打以上をマークし、打線の中心で存在感を光らせた。
「初めて143試合けがなく出られて、そこは本当に大きかった。自分の中で打率がここまで上がるとも思わなかったので、少し自信になった」と課題の確実性向上に納得の表情。その中で、「ホームランと打点は、もっともっと上げていきたい」とさらなる高みを見据えた。
移籍3年目となる来季の目標は「30本塁打」。そのうえで「(そこを)モチベーションとして頑張りたい」と、現役ドラフト出身選手初の年俸1億円突破へ意欲を見せた。