◆関西大学ラグビーAリーグ▽第6節 同大31―29関大(24日・天理親里)
開幕節から5連敗だった同大が、関大を31―29で破り、今季初勝利を挙げた。昨季から続いていたリーグ連敗を12でストップ。2季ぶりの白星で、入替戦回避に望みをつないだ。
両チームが5トライずつを取り合う一進一退のシーソーゲームを制した。14―17の後半34分、WTB岩本総司(3年)=常翔学園=が逆転トライ。後半は一度もリードを許さず、ノーサイドの笛を聞いた。
負ければ2季連続の入替戦行き決定だった崖っぷちの一戦で勝利。OBの酒井優ヘッドコーチは「1番ほしかった勝利を学生たちが取ってくれた。内容もあるが、きょうはそれが一番」と安どした。
順位は依然、勝ち点4で最下位(8位)のまま。最終節・摂南大戦(30日・花園)の結果次第では入替戦出場となる。開幕節・京産大戦(9月22日・花園)の脳震とうから5試合ぶりに戦線復帰したロック寺北亘佑主将(4年)=常翔学園=は「後輩たちのために負けられない。勝って終わる」と力強く誓った。