米オークションハウス「ゴールディン」で競売にかけられていたドジャース・大谷翔平投手(30)の今季54号のホームランボールが23日(日本時間24日)、15万8600ドル(約2450万円)で落札された。
落札は日本時間この日の午後1時37分。午後0時6分に同社の公式X(旧ツイッター)で情報が公開された際には6万7100ドル(約1035万円)だったが、約1時間半で倍以上に高騰した。大谷は9月27日(同28日)の敵地・ロッキーズ戦で54号3ランを放っていた。
今季の大谷は54本塁打、130打点でリーグ2冠に輝き、59盗塁と合わせて前人未到の「50―50」を達成した。昨年9月の右肘手術の影響で打者専念のシーズンだったが、DH専任では史上初のMVPを満票で受賞する歴史的な年だった。なお、6打数6安打3本塁打10打点2盗塁で一気に「50―50」に到達した9月19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦で記録した50号のホームランボールはオークションで史上最高額の439万2000ドル(約6億6600万円=当時のレート)で落札されていた。
また、同日の試合で使用されていた三塁ベースも同社でオークションされており、こちらは9万1522ドル(約1410万円)で落札された。大谷は初回に三盗で50盗塁に達し、このベースは球場スタッフによって回収されたため、競売されていたベースは回収後に使用されたものとなっている。