ロッテの小島和哉投手が24日、ポスティングシステムでメジャー挑戦する佐々木朗希投手にエールを送った。ニッポン放送「土田晃之 日曜のへそ」(日曜・正午)にゲスト出演後に取材対応。若手の先発3本柱を牽引したエース左腕は「(朗希は)入ってきた時から持ってるものとかすごいなと思って見てました。野球をやってたら、いい時も悪い時も結果としてある。本当に素直に頑張ってもらいたいという気持ちですね」と、うなずいた。
チームは今季18試合で10勝5敗、防御率2・35をマークした剛腕・佐々木がポスティングシステムでのメジャー挑戦が決定し、吉井監督も「結構大きい穴だとは思うけど、みんなの力で埋めていきたい」と話している。エース左腕の負担も大きくなるが、小島は「その穴は吉井さんとか監督、コーチが考える部分だと思うので、僕はまずイチ選手としてしっかりと自分の成績を残し、なんなら吉井さんとかコーチが僕に『これぐらい勝ってほしい』ってところよりも上の数字を残したい。いい意味の誤算になれるように頑張りたい気持ちはあります」と、気概を示した。
今季は自己最多タイ25試合に登板し、キャリアハイの12勝(10敗)、4年連続の規定投球回となる163回1/3を投げた。「僕はもともと、自分で決めた数字を自分で達成できるようにと思って、毎シーズンやってる。今年は170イニング、(防御率は)2点台の目標を立ててて、それが結局できなかった。必ず来年こそは目標をクリアできるように、という気持ちで練習も送っています」と、闘志を燃やした。
プロ7年目となる勝負の来季に向けては、昨オフに引き続き、早大の先輩で今季限りで現役を引退したソフトバンク和田毅の自主トレ“和田塾”に参加を志願する意向だ。「自分ももう28ですし、ついていくのも必要だし、逆に引っ張っていく気持ちもないといけない。色々と自分の立場も1年目の時からは変わっている。(和田投手には)自主トレ自体も他球団ですけど、そういうのを気にせずに相談した時も親身になって答えてくれた。どこまで懐が広い人なんだと。人として僕もそうでありたい。(恩返しには結果?)恩返し…、ちょっとニュアンスが違うかも。早稲田魂とかじゃないですけど、僕は単純に野球を一生懸命しっかり頑張るだけです」と力を込めた。