◆第２５回チャンピオンズＣ・Ｇ１（１２月１日、中京競馬場・ダート１８００メートル）
ラストランを迎える昨年の覇者レモンポップ、ＪＢＣクラシックを制したウィルソンテソーロなど、国内トップクラスのダート馬が顔をそろえた。前哨戦のみやこＳを勝ったサンライズジパング（牡３歳、栗東・音無秀孝厩舎、父キズナ）も、その一頭だ。
前走のみやこＳで古馬と初対決。道中は無理をせず中団の外めを追走し、向こう正面から徐々にポジションを押し上げて４角３番手に進出。直線に向くとメンバー最速タイの上がり３ハロン３７秒１の末脚を繰り出して差し切った。
年長馬をなぎ倒し、フォーエバーヤングをはじめとする最強世代の一角であることを証明した。前哨戦で手綱を執った鮫島克駿騎手は「能力があるなかでも、まだ課題が残っています。将来性はあるなと思います」と伸びしろは十分だと分析していた。今回はドウデュースでジャパンＣを制した武豊騎手とのコンビ。初の古馬混合Ｇ１で、どんな走りを見せてくれるのか期待したい。（山本 理貴）