巨人の横川凱投手(24)が24日、”スピード改革”で先発ローテを勝ち取る決意を示した。今季は先発、中継ぎ計12登板で3勝1敗、防御率0・94。G球場で投げ込んだ左腕は「先発の軸となって回れるような活躍がしたい」と目標を掲げた。
飛躍のカギは「球速」にある。今季、直球の平均球速は約142キロで、「3キロ上げて144、145キロで投げることができたら最高」。直球を向上させることで、持ち味の多彩な変化球も生きる。瞬発力を強化するトレーニングなどでスケールアップに努めていく。
変化球にも改良を加える。今季は落ち球として130キロ台後半のフォークを駆使していたが、秋季練習から杉内投手チーフコーチから教えてもらった120キロ前後のチェンジアップを練習中。「フォークと真っすぐでは球速差がないので、チェンジアップで緩急をつけたい」。球速を見直した”ニュー横川”で来季へ臨む。(宮内 孝太)