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【侍ジャパン】打線沈黙で大会2連覇ならず 台湾と今大会3度目の対戦で初黒星 国際大会連勝27でストップ

スポーツ報知 2024年11月24日 22時0分

◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 ファイナル▽決勝 日本0―4台湾(24日・東京ドーム)

 大会2連覇を狙って決勝まで進んだ侍ジャパンは、決勝の台湾戦で破れて準優勝に終わった。今大会無傷8連勝、国際大会27連勝で決勝に進んだが、今大会2勝していた台湾に打線が4安打無得点と沈黙して敗れた。

 先発した戸郷翔征投手(24)は、1、3回に得点圏に走者を背負うなどピンチを迎えながらも、4回までは無失点で粘投を見せていた。だが、両軍無得点の5回に、8番打者の林家正に右中間席へソロを浴びて先制弾を浴びると、さらに1死一、二塁でも3番打者の陳傑憲に3ランを被弾。戸郷は5回95球を投げて、7安打4失点で降板した。

 打線は、罰金約50万円を払って決勝進出が決まって“消化試合”となった前日23日のスーパーラウンド最終戦(日本戦)の先発を回避して決勝に先発した左腕・林昱ミン投手(21)の前に4回まで1安打無得点と沈黙。5~7回の3イニングも、元オリックス、西武の張奕投手(30)の前に無得点に抑え込まれた。前日の対戦では10安打9得点と爆発した侍打線も、苦しいイニングが続いた。

 19年プレミア12、21年東京五輪、23年WBCと国際大会で頂点に立ち続けてきた侍ジャパン。今大会は、井端監督の下、13日のバンテリンドームでの1次リーグ初戦を9―3で快勝すると、前日23日のスーパーラウンド台湾戦(東京ドーム)まで無傷8連勝。決勝で対戦する台湾にも、16日の1次リーグでは3―1、前日23日のスーパーラウンドでは9―6で2連勝して、19年の第2回大会に続く大会2連覇へ弾みをつけていたが、今大会9試合目での初黒星が、命取りとなった。台湾は今大会6勝3敗で日本戦は2勝2敗ながら、最終的には頂点に立った。

 井端監督は試合前にナインへ「ここまで全勝できているというところでね、本当にみんなの頑張りだと思います。でも、もう1度言わせてください。『頑張りましょう!』。全国民というか、日本のプロ野球、今日が最後になります。野球ファン、全国民にいいプレーを見せて、勝ちましょう!」と気合を注入した映像が「野球日本代表 侍ジャパン公式」の「X」(旧ツイッター)で公開され、試合前の円陣でナインの中心に立った辰己(楽天)は「どうも未来から来ました。未来といったら、今日の夜の12時ぐらいから来たんですけど。もう、答え言っていいですか? 優勝しています。なので道中に先制されようが、逆転されようが、気にしなくて大丈夫です。焦ることなく、自分が出せる力をみなさんが出し切って下さい。優勝おめでとう! それでは行きます! さあ、行こう!」と意気込んでいた。

 ◆侍ジャパンの今大会成績

 【1次リーグ】

 ▽オーストラリア戦(13日) 9〇3

 ▽韓国戦(15日) 6〇3

 ▽台湾戦(16日) 3〇1

 ▽キューバ戦(17日) 7〇6

 ▽ドミニカ共和国戦(18日) 11〇3

 【スーパーラウンド】

 ▽米国戦(21日) 9〇1

 ▽ベネズエラ戦(22日) 9〇6

 ▽台湾戦(23日) 9〇6

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