J1残留のために負けられない戦いへ、クラブ外も一丸となって敵地へ乗り込む。北海道コンサドーレ札幌は次戦、12月1日にアウェーで広島と対戦する。19位からの残留圏突入へ勝利が絶対条件の一戦に、オフィシャルトップパートナーを中心とした企業から数十人が現地へ赴き、声援を送ることが24日までに決まった。通常は敵地にまとまって行くことはないが「チームを少しでも後押しできれば」と応援の輪に加わる。
既に当日のチケットは完売と、ビジター席にもサポーターが大勢詰めかける。広島戦前日の30日、柏がホームで神戸から勝ち点を奪った時点で16年以来のJ2行きが決まるが、誰一人諦めない気持ちを持ち、広島へと向かう。三上大勝代表取締役GM(53)は「今の我々の状況を踏まえ、しっかりとこの目で見たいという思いを多くの方が持ってくれている。ありがたいこと」と多くの熱に感謝した。
最下位に沈んでいた7月、パートナー企業が「絶対J1残留!大応援」というキャンペーンを実施し、10万人規模のチケットを購入。そこから補強などで盛り返し、残り2戦で残留の可能性を残す現状に踏みとどまっている。ホームのみならず、アウェーでも行ってくれるバックアップも味方に、札幌が逆転残留を目指す。