広島の野間峻祥外野手が25日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1200万円アップの年俸8000万円(金額は推定)でサインした。今季は、シーズン最終戦で2018年以来6年ぶりとなる規定打席に到達し、打率2割7分1厘、1本塁打、28打点。「今年の成績では上げてもらった方かなと思います」と、受け止めた。
3年ぶりの本塁打を放ち、プロ初の4番にも座った。だが、チームが球団ワーストの月間20敗を喫した9月は、野間も月間打率1割9分にとどまった。「お前ごときがと言われるかもですけど、そこは責任を感じています」と、反省した。
来年1月には32歳を迎える。「秋山さん、キク(菊池)さん、会沢さんだったり、ベテランの選手におんぶに抱っこじゃなく、僕や堂林さんの世代で若い選手を引っ張っていかないといけない」。オフにはマイナー通算104本塁打の右の外野手、ファビアンも獲得した。「危機感を持ってやらないといけない。外野手全員に負けないようにやるだけ」と、力を込めた。