J1浦和は25日、元日本代表DF宇賀神友弥(36)が今季限りで現役引退すると発表した。
宇賀神はクラブを通じて「25年前、この誇りあるエンブレムがついたユニフォームに袖を通した瞬間から浦和レッズというクラブに魅かれ、プロサッカー選手として活躍することを夢みました。選手になるという夢を叶えた瞬間からこのクラブにタイトルという恩返しをしたいという思いだけでここまで走ってきました。決して多くの恩返しはできませんでしたが『宇賀神友弥』というプロサッカー選手として、1人の人間として、そして浦和の漢としての生き様を見せることはできたのではないかと思っています。15年間という幸せなプロサッカー選手生活を支えてくれた全てのみなさまに感謝します。We are REDS!」とコメントした。
浦和下部組織出身の宇賀神は、流通経大を経て2010年に浦和へ加入。豊富な運動量、高い戦術眼を武器に左右サイドバックをこなし、17年ACL、18年天皇杯などのタイトル獲得に貢献した。21年にプロ12年間をプレーした浦和を契約満了で退団。22年からJ3岐阜でプレーし、今季は浦和に復帰していた。
日本代表は17年5月に初選出。18年3月に親善試合・マリ戦でデビューした。国際Aマッチ1試合、0得点。