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菊池雄星がエンゼルスに3年97億円で移籍…米報道 今オフ積極補強で“弱小球団”から変身へ

スポーツ報知 2024年11月25日 23時39分

 アストロズから今オフFAとなっていた菊池雄星投手(33)がエンゼルスと3年総額6300万ドル(約97億円)で契約に合意したと25日、米「NYポスト」のJ・ヘイマン記者が自身のXで報じた。その一報をMLBも公式Xで伝えた。

 昨季メジャー最多の11勝を挙げて迎えた6年目の今季は7月末にブルージェイズからアストロズに移籍。新天地では10試合で5勝1敗、防御率2・70と好投を重ねた。計32試合で9勝10敗、防御率4・05も、175回2/3を投げて渡米後最多の206奪三振、奪三振率10・55と打者を圧倒する投球も多かった。8年連続でプレーオフに進出したアストロズで過ごした2か月は新たな野球観を学び、大きな転機になった。データの見方、相手の弱点を突く戦法「こういうチームが勝つんだと、インパクトが大きかった」と振り返り、ポストシーズンで終戦した際には「チャンスがあれば優先的に戻ってきたい」と話していた。

 22年からブルージェイズと結んだ3年総額3600万ドル(約42億5000万円=契約当時のレート)の契約が今季で終了。代理人のS・ボラス氏は「菊池は市場で最も引っ張りだこの1人だ。(先発)1、2番手のレベルに自分を押し上げた。長期の契約になるだろう」と大型契約に自信を見せていたが、その言葉通りの評価を勝ち取った。

 エンゼルスは花巻東の後輩の大谷翔平(現ドジャース)が18年から昨季まで在籍。今季は球団ワーストの99敗(63勝)を喫し、ア・リーグ西地区最下位。10年連続でポストシーズン進出を逃したアストロズと同地区の“弱小”だが、今オフはブレーブスから通算191本塁打のソレアをトレードで獲得するなど積極的な動きを見せている。第一報を投稿したヘイマン記者は「(今オフの補強に)投じた金額はおよそ1億ドル(約153億7000万円)で早々に(同金額で)MLBのトップに立った」と続けて報じた。その中でも菊池には新エースの期待がかかる。

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