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レスリング・清岡幸大郎、ドイツで長谷部誠氏と念願の対面が実現「めちゃくちゃ濃厚な時間でした」

スポーツ報知 2024年11月26日 7時0分

 レスリング男子フリースタイル65キロ級でパリ五輪金メダルの清岡幸大郎(三恵海運)が26日、独ブンデスリーガ参戦を終えて羽田空港に帰国した。初参戦で1部の「Sバッハ」と契約。約1か月半滞在し、66キロ級から75キロ級まで6試合に出場した。「短期の海外遠征では見えない部分も感じられた。いろんな階級でできて、自分より大きい相手や力がすごい相手とやった時にどう戦うかを体験できたのもすごく良かった」と充実した表情で振り返った。

 通算成績は5勝1敗だったが、パリ五輪後初戦となったデビュー戦では苦い黒星も喫した。五輪直後で十分に練習を積めた状況ではなかったものの、「自分の中でもオリンピックでは優勝したけど、(樋口)黎先輩とか(文田)健一郎先輩たちを見ていると本当のチャンピオンとは言えないのかなと思った。彼らだったら初戦を勝ち切ると思う」と反省。「改めてもっと成長させないといけない」と実感を込めた。

 現地では所属チームの関係者を通じて、念願だったサッカー元日本代表主将の長谷部誠氏との対面もかなった。長谷部氏がU―21のアシスタントコーチを務めるドイツ1部リーグ・フランクフルトの試合を隣で観戦。翌日には会食と貴重な2日間を過ごし「めちゃくちゃ濃厚な時間でした」と興奮気味に語った。

 サッカー好きの清岡にとって、憧れの選手だった長谷部氏にメンタル面や食事面、コンディション作りについて質問もしたという。競技は違っても「いろいろと自分にもつながるようなことを聞けた」と学ぶことは多かったと感激していた。

 今後は12月の全日本選手権には出場せず、国内大会は来年の明治杯全日本選抜選手権で復帰予定。同年の世界選手権出場にも意欲を示し「世界選手権はまだ取ってないので、チャレンジャーの気持ちを持っていける。初心を忘れず、高いところを目指せるように頑張っていきたい」と表情を引き締めた。

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