ヤクルトは26日、前ソフトバンクの佐藤琢磨投手(24)、前楽天の沢野聖悠内野手(22)と育成契約を結んだことを発表した。佐藤は背番号019、沢野は背番号023に決まった。2人は都内の球団事務所でサインした後、取材に応じた。
佐藤は新潟青陵高から新潟医療福祉大を経て、21年育成ドラフト13位でソフトバンク入団。今季は2軍で2試合に登板し、0勝0敗、防御率5・40だった。今季は最速151キロを計測したといい「左の変則投手で直球が速いというのが一番の武器。ホークスへの恩返しを含めて、活躍するぞと強い気持ちを持ちました」。ヤクルトのイメージについては「福岡から離れている(東京の)球団なので、あんまり、その…。つば九郎ぐらいしか出てこないですけど(苦笑)。友達からは本当に温かいファンの人がいるよと伝えてもらったので」と話した。
沢野は誉高(愛知)から19年育成ドラフト4位で楽天入団。今季は2軍で85試合に出場し、打率2割2厘、12打点だった。「戦力外になって、拾ってもらって感謝の気持ちしかない。守備力が長所だと思っているので、打撃の方も伸ばしていきたい。村上さんにいろいろ聞いてみたいと思います。(元楽天の)西川さんも何かあれば頼りにしたいなと思ってます」と語った。