西武の大曲錬投手が26日、埼玉・所沢市の球団事務所で契約更改に臨み、170万円ダウンの年俸650万円(金額は推定)でサインした。
4年目の今季は初めて1軍登板なし。「結果を気にして自分の思った球(が投げられず)、腕がふれなくなっていた時期もあった」ともがいた苦しいシーズンだった。だが、秋のキャンプで渡辺智男・新ファーム投手コーチからもらったアドバイスで「自分の今までにない感覚の腕の走りが感じられた。今は来季1発目からいけるんじゃないかって」と確かな手応えを得て着実に復活への道を進んでいる。
10月2日に戦力外通告を受け、育成選手として再出発する来季。球団からは「強い球も投げられるピッチャーなので、もっと存分に生かしてほしい。期待はしてるから、支配下に戻ってこられるように頑張ってくれ」と言葉をかけられた。期待を胸に「来季の春、キャンプから全力でいって最短で支配下に戻れるように」と力強く意気込んだ。