オリックス・山足達也内野手が26日、大阪・舞洲の合宿所「青濤館」で契約更改交渉に臨み、現状維持の1900万円でサインした(金額は推定)。「チーム的にもやっぱり、苦しい一年だったけど、けがなく終わることができたのが一番かな」とコメントした。
7年目の今季は、主に内野の守備固めとして43試合に出場。3年ぶりの失策こそ記録したものの、一塁、二塁、三塁の3ポジションをそつなくこなした。
一方、打撃面では15打数2安打で打率1割3分3厘と低迷。「毎年言っているが、打たんと試合に出られない」と悔しさをにじませた。
今オフは沖縄でチームの先輩・杉本裕太郎と自主トレ予定。「彼は常にバッティングのことを考えているイメージ。話していても、いろんな引き出しを持っている人だと思っているので、いろんな意見、考え方を聞いてみたい」と、21年本塁打王のもとで課題克服に努める。
立命大、社会人野球のホンダ鈴鹿を経て、18年にプロ入りした右打者。31歳で迎える来季は、「打席にいっぱい立つ」とシンプルな目標で挑む。