お笑いタレントのキンタロー。が26日、都内で映画「ホワイトバード はじまりのワンダー」(12月6日公開、マーク・フォスター監督)公開記念トークイベントに出席した。
2018年に公開され、興行収入320億円超えの世界的大ヒットを記録した映画「ワンダー 君は太陽」のアナザーストーリー。劇中に登場するサラ役を演じたヘレン・ミレンに扮(ふん)して登場したキンタロー。は「サラ役やれて、very very experience」と滑らかな英語を交えながら笑いを誘った。
作品の感想を聞かれると、真面目なトーンで「先入観なく見させていただいて、こんな泣くとは思わず最後は目がパンパンになった」としみじみ。いじめによって学校を退学になった孫に自身の過去を打ち明ける祖母の物語となっており、「大満足の一本でした」と絶賛した。
作品を通じて「優しいだけじゃダメ。私も2児の母になって思いますけど、叱る厳しさも必要」と持論を展開。「良い顔するだけが優しさではなく、時には厳しい顔をすることが本当の優しさだと。そこに愛があるのかなと思います」とうなずいた。
劇中の内容にちなみ、「学生時代、仲良しな女の子に下品なネタをやりすぎて『ちょっと嫌だな…』って」と距離を置かれていたことを告白。「お笑いで最大のてんぐの時期が小6。そのまま中1になったら鼻をへし折られて。暗黒時代を過ごしました」と明かしていた。