今季限りで現役引退する浦和の元日本代表DF宇賀神友弥(36)がが26日、さいたま市内のクラブハウスで会見した。
25日の発表から一夜明け、ユニホーム姿で登場。引退の経緯について「今季浦和に戻り、最初の会見で『引退しにきたわけではない』と言った。シーズンが進むにつれて、自分の立ち位置や立場が分かってくる中、とにかく試合に出るために毎日、全力でやり続けてきた。クラブと話し合いを続ける中で、試合に絡めない、監督の構想に入ってないと分かりながら練習するのは厳しいと堀之内(聖SD)さんと話している中で、自分なりにここまでなのかなと葛藤していた。2週間前、チームと話す中で、来シーズン以降自分もこのクラブの力になれるか悩んでいると話し、選手としてここまでなんじゃないかと話をされた。レッズの力になれないならば、ここで終えるべきと決断した」と明かした。
浦和下部組織出身の宇賀神は、流通経大を経て2010年に浦和へ加入。豊富な運動量、高い戦術眼を武器に左右サイドバックをこなし、17年ACL、18、21年天皇杯などのタイトル獲得に貢献した。21年にプロ12年間をプレーした浦和を契約満了で退団し、22、23年はJ3岐阜でプレー。今季は浦和に復帰し、リーグ戦1試合に出場している。
日本代表は17年5月に初選出。18年3月に親善試合・マリ戦でデビューした。国際Aマッチ1試合、0得点。