巨人・坂本勇人内野手が26日、大手町の球団事務所で契約更改に臨み、1億円減の年俸5億円(金額は推定)でサインした。単年契約を結び「1年、1年が勝負だと思ってやりたい」と表情を引き締めた。
18年目の今季は109試合で打率2割3分8厘、7本塁打、34打点。夏場には打撃不振でファーム調整となった時期もあり「個人的にすごく苦しい時期もありましたし、こんなにうまくいかないことって、あまりなかったので。すごく考えさせられたシーズンだった」と振り返った。
それでも今季から本格転向した三塁の守備では幾度となくチームを救い、ゴールデン・グラブ賞を獲得。V奪回に貢献した。「一体感がすごくあるチームだった。いろんな選手がやっぱり優勝っていいんだなと感じたと思います。日本一は僕も2回しかなっていないですけど、もっともっといいことなので、このチームのメンバーで、みんなで感じることができたらいい」とうなずいた。
阪神の主砲・大山が国内FA権を行使。巨人も獲得調査を行っている。獲得すれば内野のレギュラー争いは激しくなるが「ジャイアンツは常に勝たないといけないチーム。僕もそこでずっとレギュラーを張ってきた自負もあります。ジャイアンツはそういうチームだと思ってやっている。大山くんはいい子なので、来てほしいなと思います」と語った。