阪神・高橋遥人投手が26日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1850万円から650万アップの2500万円でサインした。
左肘など度重なる手術を乗り越え、今年7月に育成契約から支配下復帰を果たした左腕。それ以降、5試合の登板で4勝1敗、防御率1・52と救世主になってチームを支えた。だが、9月23日の巨人戦(甲子園)で今季初黒星。10月13日のDeNAとのCS第1S2戦目(甲子園)で敗戦投手になるなど、勝負どころで敗れ「悔しい。それの方が強い」と振り返った。
左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術を終え、現在は鳴尾浜でリハビリ中。12月中にキャッチボールを再開し、早ければ来年2月のキャンプ中にもブルペンに入れる見通しだ。「小さいころから見ていた存在」という藤川監督のため、阪神のため、自分のために復活を目指す。「3年間一緒にやらせてもらってすごいいっぱい勉強させてもらったので、そういう方の力になれるように頑張りたいです」と気を引き締めた。(金額は推定)