巨人から育成ドラフト1位で指名された富士大・坂本達也捕手(22)が26日、岩手・花巻市内のホテルで仮契約を結んだ。支度金290万円、年俸400万円で背番号は「024」。かつて中畑清、高橋由伸らが着け、現在は大城卓三の「24」を連想させる番号で「少しでも早く支配下になって、チームからの信頼を得られるような選手になりたい」と誓った。榑松伸介スカウト部次長も「走攻守の3拍子がそろっていて、1年目から1軍で出る力のある選手だと思っています」と期待をこめた。
富士大では2年春から正捕手を務め、当時4年生でエースだった金村尚真(現日本ハム)とバッテリーを組んだ。最も心に残っているのは「どんなにいいピッチャーでもピンチの時は焦る。だからキャッチャーは冷静でいてほしい」という言葉。「金村さんにはキャッチャーとしての考えを変えてもらいました」と感謝し、早期の支配下昇格を目指していく。