J1柏は26日、柏市内で次戦の神戸戦へ向けた練習を行った。柏は現在J2自動降格圏内の18位磐田と残り2戦で勝ち点5差の17位であり、次戦に勝利すればJ1残留が確定する。天皇杯王者との残留をかけた大一番に、FW細谷真大は「ホーム最終節でもあるので、しっかり勝利を届けたいと思います。新潟戦で悔しい追いつかれ方もしてしまったので、最後くらいしっかり勝って残留を決められたら」と意気込んだ。
チームは現在4戦連続で後半アディショナルタイム(AT)に失点中で、その4戦全てで試合の勝敗に直結している。ゴール前での寄せなど守備面で細かい修正もあったというが、「攻撃の部分で押し込むという作業が出来ていれば、最終的に(ゴール前に)ボールを持って行かれることも少ない」(DF古賀太陽)と、守備面ではなく攻撃面での苦戦から失点につながったのではないかとチーム内で共有された。そのため中断期間はクロスの質やゴール前の駆け引きなど攻撃に特化したトレーニングに取り組み、コーチ陣からもより得点にこだわる姿勢を伝えられたという。
細谷も「2点目を取らないと、また同じ状況になる可能性がある。前半1点取っても守備に入らず、しっかり攻撃の手を緩めないところが重要」とうなずく。その上で、チームのエースとして「1番はやはりゴール。(自分が)ゴールを取って、いい状況に持っていけたら」と残留をたぐりよせる一発を誓った。