兵庫県知事選での公職選挙法違反疑惑が浮上している斎藤元彦知事（４７）を巡り、ＳＮＳ戦略を立案して報酬を受け取ったとされる兵庫県内のＰＲ会社が、２９日に神戸市内で開かれる表彰式を欠席することが２６日、分かった。
同社はワークライフバランスの実現推進のために先進的な取り組みを実施している企業・団体を表彰する「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」の今年度受賞の１５社の１つとなっており、女性経営者が２９日の表彰式に臨む予定だった。この経営者は２０日にインターネットの投稿プラットフォーム「ｎｏｔｅ」にＳＮＳ戦略を手掛けたとアピールする文章を公開し、今回の騒動の引き金となっていた。
県の外郭団体「ひょうご仕事と生活センター」によると、２５日に県側から表彰式の出欠を問い合わせたところ、欠席の連絡がメールで届いたという。受賞自体の変更はない。同社の受賞は、応募企業のなかから兵庫県・連合兵庫・兵庫県経営者協会の３者が９月に決定。２９日の表彰式には斎藤知事ではなく、副知事が出席する予定だ。