シンガー・ソングライターの小田和正（７７）が来年、全国アリーナツアー「ＫＡＺＵＭＡＳＡ ＯＤＡ ＴＯＵＲ２０２５ みんなで自己ベスト！！」を開催することが２６日、発表された。
前人未踏の”自己ベスト”更新で、自ら喜寿を祝う。７７歳７か月での全国アリーナツアーは、昨年のツアー「こんどこそ、君と！」で自身が記録した７５歳を上回り、史上最年長での開催。しかも、当時は９か所１８公演だったのに対し、今回は来年５月１日の静岡・エコパアリーナを手始めに１３か所２８公演、動員数は３１万人とスケールアップして行われる。
２７日発売の約１７年ぶりのベストアルバム「自己ベスト―３」を引っ提げてのツアー。アルバム制作時、小田は「このアルバムを出そうと思ったのは、残しておきたい楽曲が、まだまだあったからなんだよ。もちろんベストとなると、“この曲は入れておきましょう”みたいな意見もあるわけで、そこに従いつつも、自分としては、こういう機会に入れておかないと“埋もれてしまうような曲”たちに拘（こだわ）ってね。全体としては少ないものの、そうした作品も選ばせてもらいましたね」と、こだわりを語っている。
小田の言葉通り、アルバムには、１９８２年発売の「Ｉ ＬＯＶＥ ＹＯＵ」から、２０２４年にリリースのＴＢＳ系日曜劇場「ブラックペアン シーズン２」の主題歌「その先にあるもの」まで新旧織り交ぜたえりすぐりの１６曲が収録されており、老若男女が楽しめる。今回のツアーでも、ベテランファンから初めて小田のライブに来るファンまで、老若男女が楽しめる公演となりそうだ。
〇…アルバムと全国ツアーを記念したポップアップイベント（１２月８～１３日、東京・明治安田ヴィレッジ 丸の内）が開催されることも決定した。小田のパネル展、オリジナルグッズの発売などが予定されている。