9月末からアンコール放送が始まった、2011年後期のNHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」。27日に第57話が放送された。
同作は大阪・岸和田の呉服店に生まれた小原糸子(尾野真千子)が、ドレスに憧れ、20歳で洋装店を開業。結婚、夫の死、3人の子育て、波乱万丈な人生をミシンひとつで切り開いていくというストーリー。(以下、ネタバレがあります。ご注意ください)
糸子は第3子を妊娠中。夫の勝(駿河太郎)は「夜釣り」と称して夜に出かけることが多くなった。そんなある日、勝に初めて歌舞伎に誘われ、驚きつつも一緒に出かけることになった。最初はおっくうだったが、戦時下でもオシャレをした女性を街中で見かけて刺激を感じる。歌舞伎座で美しい女に声をかけられた。女は糸子に、勝がひいきにしている料亭の者だとあいさつする。心斎橋百貨店で思いがけずショールを買ってもらい、うれしくなった糸子。これからはオシャレもし、夫や子どもたちを大切にしようと決意する…というストーリーだった。
この展開にネットは「浮気してる男がやりがちな奥様接待デーなんですよな…」「やっぱり勝さん浮気しとるなこりゃ」「勝さんの夜釣りの意味を知ってると、糸子視点ならハッピーなある一日が、いやーえぐいえぐい」とがっくり。一方で「勝さんの浮気は責めるどころか同情してしまう。仕事人間の糸子が好きやと言って結婚したけど、ここまで仕事人間とは思わんやろ」「仕事してる糸子が好きと言って結婚した勝さんだが、あれほどに仕事人間だと浮気の一つもしたくなるの分かるよ、、、こればっかりは責められない」「糸子は勝さんに無関心すぎるわぁ。子どもいて商売してたら仕方ないけどね」と同情の声が集まった。