ソフトバンクの田浦文丸投手が27日、みずほペイペイ内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季の3000万円から20%ダウンの2400万円でサインした。今オフ、ここまでのチーム最多の減額幅と減額で、減額制限(1億円以下は25%)に迫る金額を提示され「悔しかったですが、投げられてない。覚悟はできてました」と唇を結んだ。
昨季はキャリアハイの45試合に登板して一気にブレイク。しかし今季は左肩コンディション不良の影響で4試合の登板にとどまった。福岡・筑後市のファーム施設でリハビリに明け暮れる日々。帰宅後、1軍の試合をテレビで見ることはなかったという。「見たいけど見たくない。見てしまったら焦るだろうし。無理やり見ないようにしている時期もありました」と寂しそうに笑った。
来季目標は「50試合登板」。「まだ肩のコンディションが完璧といえない」という状況だが、まずは万全の調整を経て、ダルビッシュ有投手(パドレス)が「俺がこんなんやったら1球で肩もげる」と絶賛した魔球・チェンジアップを復活させる。