巨人の高梨雄平投手が27日、大手町の球団事務所で契約更改に臨み、3000万円増の1億5000万円でサインした。(金額は推定)「本当にすごくたくさん投げてくれてというのを評価してくれた。非常にありがたいお話とともに、もらった年数をちゃんと働くという気持ちです」と思いを語った。
今季は51試合に登板し、4勝3敗、25ホールド、防御率2・04。プロ野球史上10人目の入団から8年連続40登板以上を達成した。試合展開にかかわらず登板し、ブルペンの精神的支柱としてもチームの力になり、4年ぶりのリーグ優勝に貢献していた。今季取得した国内FA権を行使せず残留することを表明しており、3年契約を結んだことを明かした。
来季へ向けては「制圧力のあるピッチャーになりたいと。三振を取るのもそうですし、打球速を出さないとか、角度を上げさせないとかいろいろありますけど、少し球を速くするのと、落ち球と速い曲がり球を覚えたら、ランクがまた上がると思う。具体的な数字は50試合くらいは当然投げますよね、というふうに当然思われていると思うので。35歳にかけてまたピークがくるようなトレーニングをやりたいなと思っています」と語った。