阪神・森下翔太外野手(24)が27日、将来的なメジャー挑戦の意向を明かした。兵庫・鳴尾浜で「野球をやっている以上、トップレベルでやりたい。当然、目指すべき場所」と断言。来季が大卒3年目で海外FA権取得は最短で2031年。愛着があるチームでふさわしい結果を残した上で、かねて口にする夢を追う。
プレミア12日本代表では、全9試合で4番を務めた。チームトップの9打点を挙げ、ベストナインに選ばれた。「やるからには一番に」。阪神の野手でメジャーに挑戦したのは新庄(現日本ハム監督)だけ。世界最高峰を見据えるのは当然の欲求だ。
格好の舞台も控える。阪神が来年3月15、16日(ともに東京D)にカブス、ドジャースとプレシーズンゲームを行うことが発表された。「メジャーの投手といち早く対戦できることが楽しみ」。大谷の打撃練習にも熱視線を送る予定で、投打の世界基準を肌で感じる。
26年3月には第6回WBCが開催される。「シーズン前だが、何か光るものがあれば(WBC代表入りの)可能性がある」。メジャー球団との対戦で、侍ジャパン定着に向けてアピールする。(直川 響)