来季から選手会長に就任することが決まった中日・藤嶋健人投手(26)が27日、“初仕事”として球団にバット乾燥機の導入を要望したと明かした。
貧打解消へ動いた。チームは今季、リーグ最少373得点で球団初の3年連続最下位に沈んだ。「選手の要望を球団に伝えて、実現できるようにしたい」と藤嶋。梅雨の時期にはバットが湿り、ボールの反発が悪くなるなどの影響が出るため、乾燥機を置いてほしいという野手陣の要望を球団に打診。バンテリンDでの設置に向け、すでに球団が動いているという。バット専用の乾燥機を導入するのは珍しく、昨年6月に日本ハムが取り入れた。グラブなど用具全般の乾燥機にバットを入れている球団もある。
愛知・蒲郡市内で行われた選手会納会で、清水と石橋が副会長、松山と村松、田中が役員を務めることが正式承認された。前会長の柳からバトンを受け取った藤嶋は「選手と球団のつなぎ役になれたら」と決意表明した。(森下 知玲)