立ち技系格闘技イベント「K―1」の史上で日本随一のヘビー級戦士である武蔵が27日、都内で52歳の誕生日パーティーを行った。
武蔵は、かつて空手の正道会館に所属し1995年9月にK―1デビュー。96年のK―1グランプリで3位に入るなど日本随一のヘビー級戦士として海外の強豪と真っ向から挑み、2003年12月のK―1グランプリで準優勝を果たした。09年9月26日のジェロム・レ・バンナ戦で引退。その後は、タレント、俳優などで芸能界でも活躍している。
10月17日に誕生日を迎えた52歳のパーティーにはプロボクシング元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志さん、元WBA世界スーパーバンタム級王で俳優の佐藤 修、「空手道数見道場」の数見肇館長、元K―1戦士のノブ・ハヤシさん、グレート草津さん、堀啓さん、総合格闘家の所英男、タレントの内山信二ら多くの友人が出席した。あいさつした武蔵は「こんなにも集まっていただき感謝しています」と感激した。
特製のバースデーケーキには現役時代にプロボクシングの元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソンと撮ったツーショット写真のプレートが飾られた。タイソンは今月15日(日本時間16日)に米テキサス州アーリントンでユーチューバーでプロボクサーのジェイク・ポール(米国)とヘビー級のノンタイトル8回戦(1ラウンド2分)で対戦。2005年6月のケビン・マクブライド(アイルランド)戦で6回に棄権してTKO負けした後に引退してから19年ぶりの公式戦となったが0―3の判定で敗れ58歳での勝利は飾れなかった。
現在もトレーニングを続けている武蔵は、タイソンの復帰戦に「タイソンの姿に刺激を受けた。あんなビッグマッチを自分もやってみたい」と宣言。さらに「練習しているのでいつでも出陣する用意はできています」とタイソンとの異種格闘技戦も視野に入れ52歳を迎え闘志はさらに燃え盛っていた。