Ｂ１レバンガ北海道は２７日、敵地での広島戦（３０日、１２月１日、広島・エフピコアリーナふくやま）に向けて札幌市内で練習を公開した。１０月１２日の長崎戦で右足首を負傷後、欠場が続いていたＳＧ盛実海翔（２７）が全体練習に合流。連敗脱出の起爆剤となる。
心強い戦力がチームに戻ってきた。今週末の広島戦に出場すれば、１２試合ぶりの実戦復帰となる盛実。「足は良くなってきている。出たら自分の出せる限りの力を出すだけ」と、練習ではフルメニューを消化して順調な回復ぶりをうかがわせた。
ＳＲ渋谷から今季加入し、１０月の開幕から２戦連続スタメン出場。２戦とも２ケタ得点をマークし、中心選手としてさらなる活躍を期待されていたが、ホーム開幕戦となった長崎戦（１０月１２日、よつ葉アリーナ十勝）で「右足関節外側側副じん帯」を損傷。離脱を余儀なくされた。
その間、３連勝を飾るなど勢いに乗った時期もあったが、現在は５勝９敗。２連敗中で東地区５位と苦しい前半戦が続いている。チームではオールスター前の残り１６戦で勝率５割以上を短期的な目標に掲げており、盛実は「８勝８敗は最低目標。１つでも２つでも勝ち星を重ねていきたい」と力を込めた。（島山 知房）