オリックス・石川亮捕手が28日、大阪・舞洲の球団施設内で契約交渉に臨み、100万円減の年俸1600万円でサインした。日本ハムから一昨年オフにトレードで加入し、ここ2年は14、13試合と出番が限定。ベンチでの声出しや、ムードメイクなど数字以外の働きは評価されてきたが、石川本人は全く満足していなかった。
同じ95年生まれの森、若月が2枚看板として支えている捕手陣。第3捕手として欠かせない存在だが「立場、立ち位置という言葉が使われるけど、僕の中では『逃げ』かなと思っているところでもある。ここから友哉(森)を、若月を超えようとか、正直あまり考えていない。143試合ある中で、3人目の捕手が必要になる時は絶対にある。流れや雰囲気をを変えられる捕手になれるのは、僕しかいない」と真剣な表情で打ち明け、あくまでスタメンにこだわるつもりだ。
リリーフとして23試合で2勝9ホールド、防御率2・86だった本田仁海投手は400万円増の年俸2600万円でサイン。「岸田監督を日本一にしたい思いもあるし、中継ぎで50試合を目標にやっていきたい」とさらなる飛躍を誓った。