歌手・丘みどりが28日、都内で初主演舞台「おちか奮闘記」(東京・三越劇場、来年1月2~26日)の製作発表会を行った。
来年デビュー20周年を迎える丘による主演舞台。川口松太郎の「浪花女」を原作に、音楽的要素を追加して新たに仕上げた。明治初期の大阪を舞台に、義太夫節三味線の名手・二代目豊澤団平(三田村邦彦)の芸に惚れたおちか(丘)が、周囲の反対を押し切って団平の妻となり、人形浄瑠璃「壺坂霊験記」を完成させるまでを描く。
丘は「毎日毎日セリフを覚えてます。言葉のイントネーションが大変。裏テーマはみどり奮闘記です」と笑顔。オファーには戸惑いもあったようで、「私で良いのかと。演技もしたこともないし悩みました。でも、デビューからいつかは演技はしたいとは思っていました。夢がかないました。プレッシャーもあるけど、初めてだからこそできる演技もあるのでは。20周年という節目で、1月2日からお仕事ができるのがうれしいです」と意気込んだ。
丘は作中で歌声も披露するという。丘は「地元大阪でもやりたい。役になりきって歌を歌うのがどうなるのかなと。12月から稽古ですが、そこを練習していきたい。舞台女優・丘みどりとして頑張ります」と話した。