日本ハムが育成での獲得を発表していた清宮虎多朗(せいみや・こたろう)投手が28日、エスコンで入団会見を行った。背番号は「115」と発表された。
育成で再出発する最速161右腕は「1度戦力外になってから拾って頂いたので、今までも毎日全力で過ごしてきましたけど、またファイターズの力になれるように、1日1日全力で過ごして1日でも早く、このエスコンフィールドのマウンドに立てるように頑張ります」と抱負を語った。
今季、楽天で育成から支配下登録されながら戦力外通告を受け、14日の12球団合同トライアウトを受験。最速154キロをマークするなど持ち味を発揮すると、直後に日本ハムの木田GM代行から育成での獲得打診があったという。
トライアウト受験も迷っていたという清宮虎は「正直、受けたところでNPBに戻ることはだいぶ難しいと思っていて。アメリカに行くことだったり、いろいろ選択肢はあったんですけど、トライアウトを受けた結果、ファイターズさんに声をかけて頂いて、率直にうれしかった」。ZOZOマリンでのトライアウト後、千葉県内の実家に帰宅し、家族で食事中に木田GM代行からの電話がなったという。
この日は、エスコンを見学。ロッカーでは清宮幸太郎内野手とも遭遇した。「『頑張ろうね』って、ちょっと笑いながら。和やかな感じで」。名字の漢字に加え名前も「こたろう」と「こうたろう」とそっくり。中学、高校のころから意識していたという虎多朗は「もう有名だったんで、僕は全然でしたけど。本当に双子かというぐらい、名前がいるのは認知はしてました」と話していた。