ロッテの荻野貴司外野手が28日、ZOZOマリン内で契約更改を行い、2000万円減の7000万円(金額は推定)でサインした。プロ15年目シーズンを終えた39歳は「やっぱり1年間働けなかったというのと、試合数もそうですけど、チームへの貢献度としては自分では納得しています」と、小さくうなずいた。
今季は右足腓腹(ひふく)筋筋損傷で一時離脱もあったが、80試合、打率・279、1本塁打、15打点をマークした。「でもやっぱり途中1か月弱は離脱してしまったので。やっぱりケガのイメージは抜けてないと思うので、しっかり来年こそはケガのないようにやっていきたいと思います」。途中出場の機会も増えるなど、起用法も変わってきたが、「今まである程度レギュラーとして14年間出させてもらっていたので、今年は代打とか代走とか守備で途中で出たりとか、また新しい経験ができた。またいろんな人の気持ちとかっていうのはわかったいい経験ができたなと思います」と、前向きに捉えている。
来季は、いよいよ40歳シーズンとなる。ロッテ一筋で戦い続ける苦労人は、「本当に入団当初からケガが多くて、ここまでできるとは思ってなかった。リハビリとかすごい助けてもらった。いろんな人に感謝しながら、体が動かなくなるまで頑張っていきたいと思います」と、決意を込めた。