NHKの2025年度後期連続テレビ小説「ばけばけ」で夫婦を演じる高石あかり、英俳優トミー・バストウが28日、作品の舞台となる島根・松江市の小泉八雲旧居で会見を行った。
NHK大阪放送局は前日27日、高石演じるヒロイン・松野トキの夫で、「怪談」で知られる作家ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)がモデルのヘブン役をバストウが務めると記者会見で発表。同会見には高石も駆けつけていた。
2日連続で“夫婦”そろっての会見は、八雲が約5か月暮らした旧松江藩士の屋敷・小泉八雲旧居で実施。高石は、会見前に松江大橋など街のシンボルを訪れ「やっと松江に来ることができてすごくうれしいです。きっと(トキと八雲は)お互いのお家が見えていたりしたのかなとか想像しながら街を歩いて、感慨深かったです」と聖地巡礼に声を弾ませた。
前日の会見に続き、和装で登壇したバストウは「歓迎してくれてありがとうございます。日本語は勉強中です」と通訳なしであいさつ。松江の街の印象を「神秘的な雰囲気があります。あとは思った通り、寒い!」と本音をぽろり。この日は天候が不安定だったようで、高石は「虹も見ましたし、雨も雷も雹(ひょう)みたいなのも降って、すごい一日でした」と怪奇な天候に目を丸くした。
お互いの第一印象を聞かれると、高石は「優しいオーラで包まれている方。真摯(しんし)にこの作品や役に向き合われていて尊敬します。ふたりの空気感をゆっくり作りたい」と意欲。バストウも「(高石の出演作を鑑賞し)素晴らしい演技に惹(ひ)かれました。会ってみたらとてもいい人。一緒に役や作品作れることすごく楽しみにしています」と笑顔を見せた。