◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ 第8節第1日 サントリー 3(25―17、25―17、25―10)0 日鉄堺(28日、エディオンアリーナ大阪)
昨季Vリーグ覇者のサントリーが11戦ぶりとなった本拠地での一戦で、日鉄堺をストレートで下した。盤石の試合運びで今季9勝目(4敗)を挙げ、4位をキープ。一方の日鉄堺は、開幕4連勝後の連敗が9となった。
サントリーは今季加入したパリ五輪代表の高橋藍が、2戦ぶりに先発復帰。3日の東京GB戦(有明アリーナ)後に違和感を訴えた左足首は「状態が非常に良くなって、ジャンプもストレスなく踏み込めるようになってきている」と、第1セットから軽快な動きで相手を揺さぶった。
第2セットでは、マッチポイントとなった24―17から強烈なアタックを披露。その後は第3セットの最後までコートに立ち続け、フル出場で11得点を挙げる活躍を見せた。
「しっかりと3―0で勝てたことが重要なポイント。非常に安定したバレーボールというか、ブロックもそうですし、サーブで相手を崩し、スムーズにポイントを取ることができた」と快勝に充実感をにじませた。
また、試合後にはロラン・ティリ氏(現大阪B監督)の、日本代表監督への就任内定について言及。新指揮官とは「少しイタリア語で会話したり、(これまでに)絡みがあった」としつつ、「非常にコミュニケーションを取るのがうまい監督なのかな」と印象を口にした。
そのうえで、「オリンピックで金メダルを取ってる監督。また新しい日本のバレーボールというか、自分自身もどのようになっていくのかなっていう楽しみがある」と藍。21年東京五輪で、フランス代表を金メダルに導いた名将の下でのプレーを心待ちにした。