台湾で行われているアジア・ウィンターリーグ(WL)にNPB白の一員として派遣されている巨人の笹原操希外野手が29日、台湾山林戦(台中インターコンチネンタル野球場)に「1番・右翼」で先発出場。3回2死で三塁強襲内野安打を放つと、6回先頭、8回先頭ではそれぞれ右前安打を放って3安打をマークする活躍を見せた。
笹原は長野・上田西から21年育成ドラフト4位で巨人に入団。桑田2軍監督が「3拍子そろったバランス型」と評し、橋本2軍打撃コーチが「巨人では長野さんのようなタイプ」と期待を寄せる有望株。3年目の今季は2軍での出場を大きく増やし、48試合で打率2割8分8厘、0本塁打、11打点を挙げて成長を示した。渡台前には、「今年は盗塁が少なかったので、塁に出たらアウトになってもいいので積極的にいく。とにかく積極的に走りたい」と、台湾WLでのテーマを掲げていた。
投手では最速159キロを誇る2年目右腕・田村朋輝投手が同点の9回に登板。直球は最速150キロ中盤をマークして1回1安打無失点、1奪三振と力強い投球を見せた。