兵庫県の斎藤元彦知事が29日、サンテレビの情報番組「キャッチ+」に生出演した。19日の就任から10日が過ぎたが「厳しい選挙でしたけど、改めて多くの皆さんにご付託いただいたことをありがたく思います。やはり50日間ほど不在にしていましたから、その間にやるべきことがたくさんある。それを取り戻すべく一生懸命やっていきたいと思います」と決意を明かした。
現在、斎藤知事は再選された兵庫県知事選を巡り、同氏を支援したPR会社「merchu(メルチュ)」(兵庫県西宮市)の女性経営者によるSNS運用を巡って、公職選挙法違反ではないかと指摘されている。これについて問われると、神妙な面持ちを浮かべて口を開いた。
「私としては公職選挙法などに違反するようなことはないというふうに認識しています。この問題については法的な問題や、私自身もいろんな事実関係の確認について、今、代理人の弁護士さんに対応をしっかりお願いしていますので、そこを通じて確認や、それから対応をしていきたいと思っています。県民の皆さんには、お騒がせしていることについて申し訳ないと思っています」
改めてSNSの運用については「基本的には斎藤元彦、斎藤元彦陣営の方でしっかりやっていきたいということですね」と説明し、「ポスターのデザインとか、そういったものについては対価をお支払いさせていただきましたけど、それ以外については個人のボランティアということですね」と改めて強調した。
その後、司会の榎木麻衣アナウンサーは「サンテレビはPR会社に取材を申し入れていますが、回答は得られていない状況です」と明かした。
〇…斎藤知事はアニメ鑑賞が癒やしだと明かした。元阪神投手の井川慶氏から日々のリフレッシュ方法について問われ「スポーツが好きなんで、ジムやプールに行くのが好きなんですけど、今は時間がない。寝る前にアニメを見てリラックスしています」と笑みを浮かべた。さらに「葬送のフリーレンを見ながら癒やされています」と人気漫画を挙げていた。