DeNAの京田陽太内野手が29日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円アップの年俸6000万円(金額は推定)でサイン。国内FA権を行使せずに、複数年契約を結んでの残留となった。
今季は101試合の出場で打率2割4分5厘、1本塁打、27打点の成績。「プロに入ってからずっと試合数はこだわり続けてやってきました。試合数は自分で決めることができない、監督やコーチが決められるので、ずっとこだわってきた数字に関しては今年は本当によかった」と振り返った。
シーズン終盤は森敬に遊撃の定位置を譲ることとなったが、安定感は抜群。秋季練習では内野ノックの量を増やしており「藤田コーチ、柳田コーチ、田中コーチに『楽に守備をしていた』と言われた」と明かした。コーチの言葉で気付かされたこともあり、投手と野手がランニングを行う間にも一人でノックを受け「野手も投手にも見られていて、緊張間のある中でやれたのはよかった。投手の人にも見てもらわないと信頼は得ることができないので、若い投手も見ている中でやることはすごく大事だと思う」と覚悟を口にした。
来季の開幕戦は古巣の中日との対戦。「ドラゴンズ戦なので開幕スタメンを目指して頑張っていきたい。思い入れはある。名古屋の方々にも頑張っている姿を見せたい」と決意した。