巨人の大勢投手（２５）が２９日、ドジャース・大谷翔平投手（３０）とのガチンコ対決を心待ちにした。来年３月１５日のプレシーズンマッチ（東京Ｄ）で「野球人生において、一度は対戦したい」と打者・大谷との対戦を熱望。２３年ＷＢＣで目にした素顔に刺激を受けたことも明かした守護神が、世界最強打者に真っ向勝負を挑む。
千載一遇のチャンスが巡ってくる。世界一軍団との一戦に、大勢は「当たって砕けろの精神、胸を借りる気持ちでやりたい」と闘争本能をあらわにした。中でも心待ちにするのはもちろん、大谷との対戦だ。
昨年３月のＷＢＣで約３週間ともにプレー。超ストイックな素顔を目の当たりにしてきた。食事に関する話題では「これを食べることで今までやってきたことが全部、無駄になっちゃう」と、チョコレート一粒を口にする葛藤を口にしていたという。途中交代となった試合中にウェートルームへ直行する姿も目にし「あれだけのレベルの人が、そこまでやられてるっていうのはすごいなって純粋に思いました」と感銘を受けた。
ドジャースの開幕戦は３月１８日で、巨人は同２８日。互いにシーズン直前で、体が仕上がった状態での真剣勝負となる。大勢は「力勝負を挑みたい？ ないです。持っているものを全て出し切りたい」と、抑えることに徹する考え。世界の注目が集まる「３・１５」に、最強クローザーの力を見せつける。（内田 拓希）