女優・菜々緒が主演のテレビ朝日系「無能の鷹」(金曜・後11時15分)最終回が29日に放送された。
女性コミック誌「Kiss」で連載中のはんざき朝未氏の同名漫画が原作で、スマートな身のこなしで有能オーラに満ちあふれているのに、パソコンの起動も漢字の読み書きもコピーもできない会社員の主人公が、奇跡を起こしていくストーリー。(以下、ネタバレがあります。ご注意ください)
圧倒的な《デキるオーラ》を醸しながらも、衝撃的な《無能》ぶりで社内ニートとなっている新入社員・鷹野ツメ子(菜々緒)。全くもって1ミリも成長がないまま、気づけば入社して1年の時が経とうとしていた―。
そんなある日、鷹野と鶸田(塩野瑛久)は、訪れた取引先で打ち合わせ場所がわからず迷子に…。一人残された鷹野は、まったく見当違いの会議室に入室するも、なぜか誤解が誤解を呼び、室内に集まっていたロボット工学の研究者・六角(浜田信也)らイノベーティブでブレイクスルーな究極のロボットをプレゼンすることに。
一方、TALONの営業部では部長の朱雀(高橋克実)から、衝撃の事実が告げられる。開発部以外が規模縮小することになり、なんと営業部は数か月後に閉鎖することになった。
鳩山(井浦新)、雉谷(工藤阿須加)、鵜飼(さとうほなみ)ほか営業部の面々は突然転職活動に追われることに…。せっかく会社に慣れてきたところなのに…と落ち込む鶸田をよそに、相変わらず能天気な鷹野。
1か月後、突如、謎の巨大ロボットがTALONに現れる。どうやらあの日、鷹野の発案によって作り上げた《鷹ロボ》が完成したらしい。コンセプトは、高性能に見えて、何の役にも立たない、取り柄なしの究極の《無能》ロボ――? どう考えても売れる気がしないそのロボットにドン引きする一同だが、なんとこれが世界的な大ヒット商品になる。
そんななか、鷹野にヘッドハンティングの話が浮上する。行く先はアメリカだ。鷹野が会社を辞めたあと、無能ロボはやはり無能だったとリコール騒ぎになる。
就活中の鶸田は書類審査で落とされる日々が続いたが、ついに面接まで進み、見事採用となった。初めて出社すると、なんとそこに鷹野が。ヘッドハンティング先をクビになった鷹野も少し前に採用されており、2人は再会した。
まさかのラストにネットは「来たああ!!!」「運命(笑)」「ここで再会」「よく鷹野雇ったなw」「再会できて良かったな~!!!もう運命だよ君ら…」と驚き、「最終話とんでもなくカオスで草」と笑った。