ラグビー・リーグワン1部の静岡ブルーレヴズは30日、磐田大久保グラウンドで東京ベイを迎え撃つ。11月上旬の宮崎合宿後、初めて地元で行うプレシーズンマッチ。「今年は行けるぞ、というところをサポーターに見せたい」と藤井雄一郎監督(55)は話した。
先週は横浜とアウェーで対戦。前半は28―21とリードしたものの、選手を大幅に入れ替えた後半は0点に抑えられ敗れた。だが「相手はAチーム。うちは選手を全員使ったから」と心配はしていない。仕上がりに手応えを感じている。
身長167センチのFB山口楓斗(24)も燃えている。6月から約2か月、本場・ニュージーランドのハーバークラブへラグビー留学。日本とは違う環境を体感して「楽しかったです」と笑顔で振り返る。フィジカルの強い大きな選手に囲まれ、特別に「かわす技術」も身につけたという。
横浜戦ではボールに触る回数が少なく、「今度こそいいプレーを見せたい。そして勝ちたい」と力をこめた。リーグワンでは3年連続8位。今季こそ優勝争いにからみ、レヴズの存在感を見せる。(里見 祐司)