◆第25回チャンピオンズC・G1(12月1日、中京競馬場・ダート1800メートル)=11月30日、中京競馬場
昨年は2着だったウィルソンテソーロ(牡5歳、美浦・小手川準厩舎、父キタサンブラック)が午前10時45分、中京競馬場に到着した。
昨年の2着後は海外2か国を含む6レースに出走し、1勝2着3回と着実に地力をつけてきた。当然、輸送も慣れたもの。榊原調教厩務員は「気負いもなく、イレ込みもなく、何の心配もないですね。変わらずにおとなしい」とホッとした表情を浮かべる。
昨年は12番人気の激走だったが、「あまりに人気なかったけど、勝つ気満々で手応え十分でした」と苦笑いで振り返る。今年は様々な経験値を加え、愛馬の成長に自信を深めている。「まだ隠しているモノがあると思っています。実際に1年間でこれだけ上がったわけだし、もう5歳というより、まだ5歳という感じです」と悲願のJRA・G1制覇へ力を込めていた。