対抗戦で早大―明大による「早明戦」は1日、東京・国立競技場で100回目の対決を迎える。全勝の早大に挑む1敗の明大は前日の11月30日、東京・杉並区の練習グラウンドで最終調整。大一番で先発に抜てきされた1年生SOの萩井耀司は「正直、めちゃくちゃ緊張しています」と明かしつつ「まず、試合に勝つ」と力強さも見せた。
早大のSOも同じ1年生の服部亮太。相手は飛距離あるキックが武器で、陣地の取り合いは勝敗のカギを握るだけに、萩井は「僕もキックが得意。亮太のキックに対応できるように」と気合を入れた。明大は逆転Vへ、最低3トライ差以上の勝利が必要となる。
早大・服部にはランもある。高校日本代表でも一緒だった萩井はさらに「『耀司には捕まらんわ』って言われたので、捕まえたい」と闘志を燃やした。対抗戦は過去99戦で明大の42勝2分け55敗。その歴史に、新たな1ページが加わる。萩井は「やるしかない。チームとして、早稲田に1点でも多く勝てたらという気持ちでいく」と、覚悟を固めた。(大谷 翔太)