楽天からドラフト3位指名を受けた中込陽翔投手(22)=四国IL徳島=が11月30日、山梨・北杜市で出身チームの北杜ボーイズの体験練習会を訪れた。同市内の長坂グラウンドを訪れるのは1年ぶり。「昨年、ここに来た時は半分野球を辞めるつもりでいたが、いろいろな方々から激励されて徳島でがんばろうと思ったことがプロ入りにつながった」と感慨深げ。
ボーイズ時代は投手と三塁手として活躍。「野球の技術はもちろん、掃除の大切さや遅刻をしないなど野球以外のことを教えていただき人間性を高めることができた」と振り返った。後輩たちは来年春の全国大会への出場を決めた。「整備されたグラウンドで練習できるということは当たり前ではない。そのことに感謝の気持ちを持ち、自分を信じてプレーすれば結果はついてくる」とエールを送った。
最速150キロ右腕は闘志あふれるピッチングが魅力。「開幕1軍が目標。けがをしないように1年間がんばりたい」と意気込む。さらに「気持ちを全面に出した心に残るピッチングができるので、ぜひその姿を見てほしい」とファンにアピールした。