◆バスケットボール ▽NBA下部Gリーグ メンフィス・ハッスル―バーミングハム・スクアドロン(11月30日)
NBAグリズリーズとツーウェー契約し、日本人4人目のデビューを果たした河村勇輝が、傘下のメンフィス・ハッスルで、バーミングハム・スクアドロン戦に出場。15得点、11アシスト、8リバウンドで今季2度目の“ダブルダブル”をマークした。チームは102―115で敗れた。
河村はこの日、華麗なフローターで初得点。序盤から積極的に得点を狙う姿勢を見せて、3ポイント(3P)は5本中3本を沈めた。また、ドライブでゴール下まで攻め込むと、3Pラインでフリーになった味方にボールを出すなど、的確なパスでアシストも量産。アシストは平均11・5本で、Gリーグトップとなった。
河村は、今夏にNBAグリズリーズとキャンプ参加のための「エキシビット10」契約に合意。10月からキャンプに参加した。プレシーズンマッチでアピール。10月19日にチームと、下部Gリーグのチームに所属しながらNBAの試合に一定数出場可能な「ツーウェー契約」を結び“昇格”した。
10月25日のロケッツ戦で日本人4人目&Bリーグ出身者から初のNBA選手として歴史に名を刻んだ。11月6日のレイカーズ戦では出場6戦目にして、獲得したフリースロー2本を沈め、NBA初得点を記録。11月8日のウィザーズ戦では初の3Pを決めた。
11月15日には傘下ハッスルでGリーグに初出場し、7得点、10アシスト、4リバウンドをマーク。20日のオセオラ・マジック戦では15得点、16アシストでGリーグ初の“ダブルダブル”を達成した。