MBSテレビは1日、大阪・関西万博が開幕する来年4月13日、会場内で「1万人の第九 EXPO 2025」を開催することを発表した。
万博アンバサダーでもある総監督・佐渡裕氏の指揮で、万博会場内(大屋根リング、ウォータープラザ)に1万人の合唱団を配置。テーマを「What a wonderful Symphony~いつでも・どこでも・だれとでも・心つながる、歓びのうた!~」と題し、事前に全世界から募集した歌声投稿とも統合させ、ベートーベンの「第九」大合唱を創りあげる。佐渡氏は「どれだけの人が集まってくださるか分からないですけど、やっぱりすごく意味があることだと思います」と、かみしめた。
合唱団の募集については「つなげよう100年先へ」をテーマに、若い世代を中心に参加者を募り歌い継いできた「1万人の第九」の大切な思いを、次の世代へしっかりつなぐことを意識。万博会場の大屋根リングで歌うという最高の合唱体験を通して、すべての人が抱き合い、手をつなぐ世界へ誘うことを体現する。現時点での不安材料について佐渡氏は「雨が降ったらどうするのか。風が強かったら音って流れますから。これも経験していますけど、神に祈るしかないです」と苦笑いした。