◇りそなB2リーグ 第10節 富山91ー84ベルテックス静岡(1日・静岡市中央体育館)
ベルテックス静岡は富山に敗れ、今季初の3連敗。ホームで4連敗となり、通算9勝10敗で今季初の借金1となった。
トンネルから抜け出せなかった。ベルテックス静岡は東地区2位の富山に敗れ、今季初の3連敗だ。ホームでは前回の福岡に続き、同一カード連敗。ついに借金生活に入った森高大ヘッドコーチ(35)は「キーとなる最後の1対1のところで相手に上回られてしまったという印象がある」と、力負けを認めた。
粘り強く守っても、最後は力で相手に決められた。古巣との対戦に連敗した橋本尚明(32)は悔しさを押し殺しながら「富山は決めきる力があった。うちはもっと一人一人がステップアップしないといけない」と、自らに言い聞かせるように話した。
次は福島、奈良と2週連続アウェー戦が続く。「負けは連鎖すると言われている。ここでどう断ち切るか。今シーズンを占う意味では大事な2週間になる」と、指揮官。連敗中でも西地区3位で順位が変わらないのはせめてもの救い。次節で嫌な流れを食い止める。
(塩沢 武士)
B2ベルテックス静岡は1日、2025―26年シーズンに向けたB1ライセンスを11月29日に申請したと発表した。富山戦の前に、松永康太社長が記者会見を開いて報告した。
B1ライセンスの主な交付条件として、売り上げ財務基準(売上高基準)の3億円以上があり、ベルテは23―24年シーズンは、売上高実績9・3億円でクリア。また必須条件である下部組織のU18チーム設立は、今年4月1日に発足させた。
最大の課題だったのが施設基準(ホームアリーナ要件)の問題で、今回ホームタウンである静岡市が東静岡地区に8000席以上収容規模を持つアリーナ建設の基本計画案を発表。ライセンス判定時期からの3年以内の着工、もしくは5年以内に竣工する新設計画など要件を満たすめどがたったため、申請にいたったと説可能性が出てきた」と、明かした。日中はトップチーム、夕方から夜間はユース、スクール生が利用しているだけに頭を痛めている。将来的には、新アリーナ建設のそばに練習場の建設を検討しているが、「3~6年活動できる会場を探している」と説明した。ライセンス交付決定の可否は25年4月末に予定されている。
〇…会見では松永社長がベルテのトレーニング会場について言及した。現在、自前の練習会場がなく、静岡市内の柚木駅そばの旧東海短大体育館、駐車場を“間借り”している状況だが、「今季リーグ中にも使用できなくなる可能性が出てきた」と、明かした。日中はトップチーム、夕方から夜間はユース、スクール生が利用しているだけに頭を痛めている。将来的には、新アリーナ建設のそばに練習場の建設を検討しているが、「3~6年活動できる会場を探している」と、呼びかけた。